DBの食堂車① 〜意地でも残す食堂車〜

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欧州の鉄道の魅力と言えば、食堂車をあげる人が多いのではないだろうか。
かくいう私もその中の1人である。
ICEにはBordrestaurantまたはBordbistroが連結されている。
ECやICにも一部の短距離の便を除き、連結されている。
ここでは、ICEの食堂車について書いていく。
(ICもICEもサービス内容はほぼ同じ)


目次

◯RestaurantとBistroの違い
◯1.Klasse Am Platz Service 1等利用者の特権
◯食堂車は空いてる?
◯スタッフにゆとりを感じる
◯今後の食堂車


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ICE1のBordrestaurant 天井が高く、天窓もある。

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ICE3 Bordbistro 2等席がレストランとしても機能している



RestaurantとBistroの違い

RestaurantとBistroの違いは何か疑問に思う方が多いと思われるが、
実ははっきりとした定義は無いらしい。

ただ、基本的にrestaurantには2x1列の赤い座席の区画がある。
この赤い座席の有無がRestaurantかBistroの違いでは…?と筆者は考えている。

提供するメニューの種類や数が違うのでは…?とも思うが、
ICE3のBistroでもICE1と同様にみえるメニューが置かれており、
実質Restarurantと変わらない印象を受けた。


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赤いレザーの座席 4人掛けテーブル席 (ICE1 Bordrestaurant)



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。ICE3 Bordbistro

2等席だが、メニューが置かれている。混雑時は普通の2等席の扱い。
かつてICE3の食堂車はBordrestaurantで赤いレザーの座席だったが、
着席定員を増やすリノベーションをしてからは、座席が2等席に変わっただけで、
混雑時をのぞけば、実質restaurantであるという位置づけに感じた。
それゆえ、「座席」の違いがrestaurantとbistroの違いなのではないかと考えた次第である。




1.Klasse Am Platz Service 1等利用者の特権


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1等には専属スタッフ(車掌)がいて、食事を座席まで運ぶサービスがある。
料金は食事の代金以上はかからない。(=チップを含まない)
ただ、どうしても食堂車にいるよりかは提供が遅くなる傾向がある。


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一度1等の個室を利用した時、前の列車の事故の影響で大幅に遅延していたが、
ときどき車掌が様子を見にきてくれて、とても気の効く良いサービスだった。
ドイツは「サービス砂漠」と言われるが、1等は別格だと思う。

「おカネだしてるから当然」なのかもしれないが、
筆者は2等の定価よりも安い特別運賃で利用したこともあり、
安く利用しようと思えば利用できる。(もちろん条件がキツくなるが)
その辺の料金体制が柔軟というか、融通が効くのがDBの良い所でもある。
なんといっても、車と競争しているわけで...。


おまけにDBラウンジも利用したので、なんだか申し訳ない気分だった。

こういうサービスももちろん良いのだが、
個人的には食堂車で食事をする方が楽しいと思っている。
日本人旅行者は、1等レイルパスを利用する人が非常に多いように見受けられるが、
ドイツに限っては、ちょっともったいない気もする。

レイルパスでは1等の特権を十分に行使できないと思っているからだ。
(とにかく座ることを優先するなら、もちろん1等レイルパスの方が良いが)


食堂車で食事をしたい人は、ぜひ2等レイルパスで乗ればいいと思う。
検札は食堂車にいても来る。1等のチケットを持っていると、自分の席まで持っていくよ…?と言われる事間違いなし。


食堂車は空いてる…?

一般的に、2等は慢性的に混むと言われているが、
そう言うときは、食堂車に行くと座れる場合が多い。(もちろん何か頼む必要がある)
毎回ICEに乗るたびに、食堂車にずっと居座るのも楽しいものだ。
個人的な経験則から言うと、食堂車は比較的空いている場合が多い。
(一部の利用者が多い区間・時間帯・曜日を除く)


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ただし、混むときは混むのでご用心


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夜遅い便だと、飲み物と軽食の限定販売になることがある。
車掌がバスケットを持ってサンドイッチを3ユーロ均一で売り歩いているのも見た事がある。



スタッフにゆとりを感じる


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食堂車のスタッフが座って乗客と共に雑談をしている。
こういうゆとりは大切だと思う。

しかし、このDBのサービスはどこか精神的な余裕を感じるのだ。
楽しそうに仕事をしている。

昨今の列車の高速化で食堂車の廃止が進み、
日本では特別な列車に乗らないと食事が出来ないこの時代に、
当たり前のようにどのICEでも列車内で食事が出来るなんて、なんと贅沢な事か。

ICEなら原則どの列車でも食堂車は連結されている。
ただし常時利用可能とは限らないのでご注意


今後の食堂車
DBの新型ICE3 Velaro D(BR407)にも半室の食堂車がある。


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Bistroのエリアが無くなったかわりに、1等の区画になっている。
意地でも?食堂車を残しているのがわかるだろう。
どうやら当初は食堂車廃止を検討していたらしいが、
食堂車存続を求める声が多かったらしく、半室のみrestaurantとして残している。


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また、話題のICE4にもrestaurantのサービスは継続される。

ICE4の記事はこちら


というわけで、今後もこのようなケータリングサービスは存続する。
ドイツに行かれる際は、ぜひ一度試してみてはいかが?

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この記事へのコメント

  • ユーカリが丘のトニー

    先日はご来店ありがとうございました。
    ブログ拝見いたしました、私もドイツが大好きなんで大変興味深く読まさせていただきました。
    次の食堂車のメニューについて楽しみにしています!
    ちなみに、リューデスハイムまでの列車の旅良かったですよ!
    ではまたのご来店お待ちしております!
    2017年12月24日 16:34
  • Gleis 0 (グライス・ヌル)


    >ユーカリが丘のトニーさん
    亀レスですみません。
    ありがとうございます!
    食堂車関連の情報があればまた記事書きたいと思います。
    2018年02月11日 23:37